パーソン・スキーマ(2)/風邪ひいた

卒論でやったことを思い出した。

あるアメリカの心理学者の方の実験の追試だったんだけれども、
これがまったく違う結果に終わって、指導教官ともどもびっくり。
あわてて二つ目の実験へ。

どういう内容であったかというと、
アメリカの実験では
自分にたいする認知(セルフ・スキーマ)をもちいて他人を認知する(パーソン・スキーマ)。
その場合、自分と異なる部分を持っている人の事を「好ましい」とし、自分に似ている部分が多い人の事を「あまり好ましくない」とする結果がでていたのだ。

それを日本人でやるとまったく逆の結果がでてしまったのです。

そこで、日本人独特のスキーマがあるんじゃないかってことで
追加の実験をおこなってみたところ、
そうであろうとかんがえられる実験結果が得られたのです。


どういうことかというと、
日本人にはどうやら「国民性」とよべるかもしれないスキーマがあって、自分に似ている人のことをより好ましいとし、にてない部分が大きい人ほどあまり好ましくないと評価しているというわけ。

これって多分 日本人の「仲間意識」につながっているんだろうなぁとおもわれます。


リアルではこうやって実験したりして、オブラートで何重にもくるまれた自我の部分を探っていかないといけないのに、
ネットという顔のみえない、どんな相手なのかすらもわからないコミュニケーションであれば簡単にこの何重ものオブラートが取っ払われてしまう事が多いのも不思議な話し。

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風邪ひきました。
一号が学校から持ち帰ったらしい。

明日の歯医者はとりあえずパス。
土曜日の外ヨガも危うい。


仕事もやばい。

とりあえずもう寝ます。