アイデンティティ@NSPで思い出す

アトラスト・オフィシャルホームページ 「NSP」

なつかしぃぃぃ。
先日鳥越さんの番組「僕らの音楽」天野滋さんが出演しているよ!と妹からのメールで慌ててチャンネルを合わせました。
ああ、なんと懐かしい。
(年がばれますが)小学生の時に学校中ではやっていた「NSP」。
給食時間には放送委員が生徒のリクエストでセレクトした音楽を流す様になっていたんですが、そのとき流れていたのはNSPとか甲斐バンドとか。
中学生になるとそれにKISSとかQUEENが混ざる様になるんですけれども、彼らの音楽は私の田舎での生活を思い出させてくれる音楽達なのです。

私が育ったのは中国地方の過疎の村。
小学校は各村に一校づつありますが(一学年20人ほどです)、中学は隣接する村と一緒になって二村で一校になります。それでも50人に満たない一学年(w
そこから高校進学するとなると3/4の子どもは自宅を離れ、下宿するか寮に入って通学します。
(考えてみればうちは三人兄弟。一度に三人に仕送りしてくれた親に感謝感謝)

実のところ、そんな田舎育ちだというとみんなが驚きます。
大阪に住む様になってすでに20年以上なのですが、大阪弁がへたくそなため(汗あんまり大阪弁ちっくじゃないのです。しかも、やっぱり大阪弁はかなり難しいので「他所の人」というのがすぐにばれちゃうんですよね。
とはいっても田舎の言葉でしゃべっても通じない。
となると怪しい標準語まじりの大阪弁となってしまうのですが、それがどうやら「関東方面の人」という印象を持たれてしまうようなのです。

関東方面でもいろいろあるんでしょうけれども
「そんな田舎の出身やったんや!」と言われるのがなんだか妙に嬉しくて、そんな田舎の出身である自分にもわずかながら誇りを持ち、「過疎の村出身」というのは私の大事なアイデンティティの一つにもなっていたのです。

ですが、2005年3月31日をもって合併が決まっていてもう「村」じゃなくなって「市」になってしまうのです。
なんとはなしにうら寂しいきもちになりつつ、思い出すのは室生犀星の有名な詩。


ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの
よしや
うらぶれて異土の乞食(かたい)となるとても
帰るところにあるまじや
ひとり都のゆふぐれに
ふるさとおもひ涙ぐむ 


「小景異情」より

N.S.Pの19年ぶりのNewアルバムでました。
買ってしまいました。

Radio days

N.S.P

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タイトル未定 あまのしげる 風の旋律 めぐり逢いはすべてを越えて 彩雲
http://www33.ocn.ne.jp/~atlast/artist/nsp/index.html ラスト・オフィシャルホームページ 「NSP」 なつかしぃぃぃ。 先日鳥越さんの番組「僕らの音楽http://www.fujiint.jp/ourmusic/index2.html天野滋さんが出演しているよ!と妹からのメールで慌ててチャンネルを合わせました。 ああ、なんと懐かしい。 (年がばれますが)小学生の時に学校中ではやっていた「NSP」。 給食時間には放送委員が生徒のリクエストでセレクトした音楽を流す様になっていたんですが、そのとき流れていたのはNSPとか甲斐バンドとか。 中学生になるとそれにKISSとかQUEENが混ざる様になるんですけれども、彼らの音楽は私の田舎での生活を思い出させてくれる音楽達なのです。 私が育ったのは中国地方の過疎の村。 小学校は各村に一校づつありますが(一学年20人ほどです)、中学は隣接する村と一緒になって二村で一校になります。それでも50人に満たない一学年(w そこから高校進学するとなると3/4の子どもは自宅を離れ、下宿するか寮に入って通学します。 (考えてみればうちは三人兄弟。一度に三人に仕送りしてくれた親に感謝感謝) 実のところ、そんな田舎育ちだというとみんなが驚きます。 大阪に住む様になってすでに20年以上なのですが、大阪弁がへたくそなため(汗あんまり大阪弁ちっくじゃないのです。しかも、やっぱり大阪弁はかなり難しいので「他所の人」というのがすぐにばれちゃうんですよね。 とはいっても田舎の言葉でしゃべっても通じない。 となると怪しい標準語まじりの大阪弁となってしまうのですが、それがどうやら「関東方面の人」という印象を持たれてしまうようなのです。 関東方面でもいろいろあるんでしょうけれども 「そんな田舎の出身やったんや!」と言われるのがなんだか妙に嬉しくて、そんな田舎の出身である自分にもわずかながら誇りを持ち、「過疎の村出身」というのは私の大事なアイデンティティの一つにもなっていたのです。 ですが、2005年3月31日をもって合併が決まっていてもう「村」じゃなくなって「市」になってしまうのです。 なんとはなしにうら寂しいきもちになりつつ、思い出すのは室生犀星の有名な詩。 ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの よしや うらぶれて異土の乞食(かたい)となるとても 帰るところにあるまじや ひとり都のゆふぐれに ふるさとおもひ涙ぐむ  「小景異情」より N.S.Pの19年ぶりのNewアルバムでました。 買ってしまいました。 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0006SLC6M/ref%3Dnosim/goodpic-22/250-6357820-6817064